戻る






摂食障害


 太りたくない


食べて食べて、胃袋がはちきれんばかりにいっぱいになったら
今度はそれを吐き出す。

口の中で食べ物をかむだけで、飲み込まないでそれをビニール袋に吐き出す。

胃の中に、異物(食物)が入るのが不快で、モノを全く食べなくなる。


太ることは絶対に許せない。

痩せていなければ、誰も自分を見てくれない。


 いくつになっても治らない摂食障害

そんなことはありません。
必ず、美味しくご飯が食べられていたころの自分に戻ることが出来ます。



●私も、この摂食障害を抱えたまま、20代、30代を過ごしました。

19歳の時、ある男性に振られてしまい、物がのどを通らなくなってしまったのですが、
そのとき少し痩せてしまったら、周りがとても心配して、優しくしてくれたのです。

その時に、もっと痩せたら、こんなに自分は傷ついているということが、わかってもらえる
と思い、もっと痩せたい、もっと心配してもらいたい、食べないようにしよう、と思いました。

今度は、「食べてはいけない」「食べてはいけない」と自分に言い聞かせるようになり、とうとう拒食になりました。食べないと体が軽くなってきて、洋服もワンサイズ下のものが着れるようになり、痩せてきれいになったと言ってくれる人もでてきました。


●「もっと痩せたい」そう思いました。

しかし、このときに頭の中には食べ物のことばかりがあったのです。

仕事をしていても、常にケーキや、菓子パンや、マックや、カツどんや、揚げ物や、カロリーの高いものばかりが、頭を支配し、「食べてはいけない」と思えば思うほど「食べたい」という欲求を抑えられなくなってしまったのです。


●そして、ある日、我慢できずに思いっきりそれらを食べてしまったのです。
すると、食べてしまったことへの罪悪感と、太ったら誰も心配してくれなくなるという恐怖感が
それらを吐き出せ、と命令してきたのです。

その日から、拒食と過食を繰り返す摂食障害が始まりました。

友達と食事をしても、トイレで吐き出し、また、平然とした顔で席に戻るのです。
休みの日は、コンビにでお弁当を2人前、菓子パン、ケーキ、おにぎりなどを買い込んで、牛乳を飲みながら一気に食べるのです。胃袋が悲鳴を上げるほど。

そして、それをトイレで吐き出すのです。


●何をやっているんだろう・・・、こんなことしているなんて、人が知ったら軽蔑されてしまう。

でも、やめることは出来ませんでした。
約20年近く、私の摂食障害は続いていたのです。すごい長い期間です。
食べ物をこんな形で無駄にしている私は、きっと神様からひどい報いを受けるだろう、そう思っていました。



●しかし、ある日突然、「今日は、吐き出すのやめてみよう」と思える日があったのです。
そして、そのまま眠りました。
すると次の日、思ったほど太っていなかったのです。
「よかった」そう思いました。

そして次の日も、もう一度、食べたものを吐き出さずに寝てみたのです。
平気でした。

その日から、ようやく摂食障害と縁が切れるかもしれない、という希望を持ちました。

それからも、どうしても精神状態が不安定になると、過食と嘔吐をしてしまう日があったのですが、その間隔がどんどん広くなってきたのです。

そして今では、全く摂食障害とは縁を切ることが出来ました。

私の場合は、それは結婚をして、夫である他人と同居したことがきっかけになりました。



摂食障害で悩んでいる人の気持ちがよくわかります。

必ず抜け出せるから、心配要らないよ、と言ってあげたいです。







戻る